Vol.10 ドイツ国内杯に出場する

こんにちは、智哉です

いよいよ今日、日本時間で 9月24日午前2時半(ドイツ時間9月23日19時半) に試合があります。
大会は「DFBポカール」。日本でいう天皇杯のような、ドイツ国内のカップ戦です。僕が所属する フォルトナ・ボン は、2回戦で アルマニア・アーヘン(ドイツ3部リーグのプロクラブ) と対戦します。


僕にとっての挑戦

僕の好きなアニメ「NARUTO」で、ナルトがオビトに言った


「オレが知りてーのは楽な道のりじゃねェ、険しい道の歩き方だ」


という言葉があります。

このセリフのように、僕も挑戦の中で険しい道を選ぶようにしてきました。時には「失敗だったのか」と思う選択もありました。今更ながら、ここに書いておきたいと思います。(おこがましいでしょうか...笑)

最初はオーストリアでした。初めて受けたトライアウトのチームに落ちてしまい、その数週間後、そのチームはオーストリア1部の名門・ラピッドウィーンと試合をしていました。あの時、自分の力不足を痛感しました。

トライアルに落ちたチームが1部のチームと試合をした時、観客席にいた自分

次の挑戦は、この夏のドイツです。上のリーグでプレーすることを考えましたが、僕が最も大切にしたのは「試合に出て、誰よりも活躍すること」。そのために今のチームに残る決断をしました。ところがそのチームも数週間後、僕が目標にしている FCケルン と対戦していました。

そして今日。僕はついに ドイツ3部のプロチーム、アルマニア・アーヘン とピッチで向かい合います。

「三度目の正直」という言葉を、今なら信じられる気がします。

そして、もう一つの奇跡

北沢智哉インスタグラムのストーリー

必ず上にはい上がる――その思いで、去年、自分が「ここでプレーしたい」と願った会場に足を運びました。

あのときは、上のカテゴリーの選手にしか立てない舞台だと思っていました。
けれど今日、そのスタジアムで実際にプレーします。

まさに、もう一つの奇跡。
この瞬間を無駄にせず、全てを懸けて戦います。


今の気持ち

これまで支えてくれた人への感謝と、自分が持てる全てをピッチに描いてきます。

日本からは約9,000kmも離れているので、応援してくださる皆さんの声が直接届くことは難しいです。でも、現地でもたくさんの方々が応援してくれていて、今日も多くのファンが会場に足を運んでくれると予想されています。

毎試合「前より良いプレーを」と思い挑みます。でも、今日は特に楽しみで、興奮しています。


会場に来られる皆さんへ

チケットはまだ販売されています。ドイツにいる方はぜひ、23日19時半から の試合を一緒に見届けてもらえると嬉しいです。仕事帰りに立ち寄っていただければ、選手としてこれ以上の力はありません。

チケットはこちらから


ポカールについて

「DFBポカール」は、ドイツサッカーにおける国内最大級のカップ戦です。1部リーグのビッグクラブから、アマチュアクラブまで全国のチームが同じ土俵で戦います。

この大会の一番の魅力は、下位リーグのチームが上位のプロクラブに挑めること。いわゆる“ジャイアントキリング”が本当に起こる舞台で、試合によっては中継も入り、普段はスポットが当たりにくい選手にとっても大きな見せ場になります。

留学や挑戦でドイツに来る人にとっても、この大会は「自分の実力を全国に示せる最高の舞台」なんです。僕自身にとっても、ここでの一戦が大きな意味を持っています。


アルマニア・アーヘンについて

対戦相手の アルマニア・アーヘン は、ドイツ西部にある歴史あるクラブで、現在は3部リーグに所属しています。熱狂的なサポーターを持ち、スタジアムの雰囲気も独特で、とても力強いクラブです。僕にとっては間違いなく大きな挑戦になります。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
全力を尽くしてきますので、これからも応援していただけると嬉しいです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です